お祭りやイベントなどで活躍するやぐら。「イベント用に新しくやぐらを購入したい」「古くなってきたやぐらを買い替えたい」と思っても、費用の面から購入をためらうことがあるかもしれません。そんなときに利用できるのが、宝くじ助成金です。利用するにはいくつか条件がありますが、条件を満たせばやぐらを購入する際に資金のサポートを受けることができます。
今回は、やぐらの購入にも利用できる宝くじ助成金についてご紹介します。
宝くじはなじみ深いものですが、宝くじ助成金については詳しく知らないという方が多いかもしれません。
宝くじ助成金は、正しくはコミュニティ助成事業と呼ばれるもので、宝くじの収益を財源とした社会貢献広報事業の一環で行われています。一般財団法人自治総合センターによって運営されており、地域のコミュニティ活動や地域文化、活気のある地域づくりなどに対して助成を行います。地域への助成を通じて、地域社会の発展やそこで暮らす人々の福祉向上などを目的としています。
やぐらの購入は、宝くじ助成金が利用できる助成事業の中では一般コミュニティ助成事業にあたります。
一般コミュニティ助成事業はコミュニティ活動の促進や地域の連帯感に基づく自治意識の盛り上げなどを目的とした事業で、建築物や消耗品を除いたコミュニティ活動に必要な設備の整備などに助成金が利用できます。このコミュニティ活動に必要な設備に、やぐらが含まれています。平成29年度は1,553団体が一般コミュニティ助成事業で助成を受け、総額でおよそ35億円が支給されました。
宝くじ助成金の助成の対象となる団体は、市区町村や広域連合、一部事務組合及び地方自治法の規定に基づいて設置された協議会で、一般コミュニティ助成事業においては市区町村または市区町村が認めるコミュニティ組織となります。
助成金は1件につき100万円から250万円、10万円単位となります。10万円に満たない端数分や助成額の上限を超えた分に関しては、それぞれの団体での負担となります。
宝くじ助成金(コミュニティ事業)の
主な種類
一般コミュニティ助成事業
助成額 | 1件につき100万円から250万円までの10万円単位(10万円未満は切り捨て) |
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助成内容 | 住民が自主的に行うコミュニティ活動の促進を図り、地域の連帯感に基づく自治意識を盛り上げること目指すもので、 コミュニティ活動に直接必要な設備等(建築物、消耗品は除く)の整備に関する事業。 |
助成対象団体 | 市町村、市町村が認めるコミュニティ組織(区、自治会等) |
助成対象事業例 | 地域イベント 体育・レクレーション事業 防犯・交通事業 環境事業 等々 |
弊社対象製品 |
折りたたみ式アルミ製ステージ 折りたたみ式アルミ製ひな段 折りたたみ式アルミ製やぐらステージ 折りたたみ式アルミ製観覧席 アルミ製フェンス アルミ製朝礼台 折りたたみ式アルミ製シェルフ 折りたたみ式アルミ製傘立て |
祭りやイベントなどでは、周囲の視線を集める場所を作ることもあります。
地面よりも一段高い場所にステージを作れば、自然と視線を集めることができます。このときに役立つのが、やぐらです。やぐらといえば盆踊りなどの祭りのイメージが強いものですが、装飾次第でさまざまなイベントのステージとして活用できます。
パックス工業のやぐらはアルミ製の折りたたみ式なので、少ない人数、少ない労力、少ない時間で設営が可能です。折りたたむとコンパクトなので、収納場所にも困りません。近年では自治会の高齢化によってやぐらの設営が難しくなるケースもあり、専門業者にわざわざ依頼するというケースも多くみられます。しかし、パックス工業のアルミ製の折りたたみ式やぐらであれば、自治会の高齢化問題も解決できます。
これまでにご紹介したように、やぐらは審査をクリアできれば宝くじ助成金を使って購入することができます。パックス工業のアルミ製の折りたたみ式やぐらにも、宝くじ助成金が利用できます。宝くじ助成金を利用するためには自治総合センターに申請する必要がありますが、各団体から直接申請することはできません。申請は、各自治体を通して行います。
申請の流れ
申請の手順としては、まず申請書や必要な書類を用意して自治体に申請します。申請書は自治総合センターのホームページからダウンロードできる他、各自治体の窓口やホームページなどからも取得できます。
申請を受けた自治体は申請書や必要な書類などを確認し、不備がなければ都道府県の担当部署へと送られます。都道府県の担当部署のチェックでも問題がなければ、自治総合センターに正式に事業申請されます。自治総合センターが許可を出せば、宝くじ助成金が受給できます。申請すれば必ず助成金が受給できるというわけではない点には注意が必要です。
毎年7月頃に翌年分の事業申請が開始されるので、利用を検討する際には時期にも注意しましょう。
宝くじ助成金申請について
申請を希望する場合は、市を通して「一般財団法人 自治総合センター」に申請する必要があります。例年、秋頃に翌年度の事業申請を行いますので、事業を希望する場合は、市役所までお問い合わせください。
その他注意事項
- 宝くじ助成金を申請出来る件数は、事業実施主体1団体あたり1件となります。
(事業実施主体が市町村の場合、各事業につき1件です。) - 単年度で終了する事業に限ります。複数年にまたがった事業、毎年度繰り返し実施する事業については対象外となります。
- 助成は10万円単位です。10万円に満たない端数分と、助成額の上限を超えた額については、各団体でご負担いただきます。
- 土地を要する場合は、抵当権等の権利関係付着(含む抹消登記未済)、相続手続き未済の土地での事業は助成の対象外となります。
また、土地所有者全員からの承諾書等が得られない場合も対象外です。 - 申請の過程で不備があると、申請書類等を訂正していただくことになります。提出する必要書類も多く、募集開始から締切までが短いことも あるので、申請には余裕をもって、早めに申請書類等をご準備の上ご提出ください。
また、当初の助成事業申請の内容と、事業の完了報告の内容が異なった場合、助成決定が取り消され、助成金が交付されない場合があります。 申請の際は内容を十分に精査し、数社より見積書を徴するなどして、変更が生じないようにしてください。
助成制度の詳しい内容
助成制度についてのさらに詳しい説明は、一般財団法人 自治総合センターホームページ
をご覧下さい。
(申請書のダウンロードもできます。)
宝くじ助成金が利用できる助成事業には、種類があります。例えば、
コミュニティセンター助成事業 | コミュニティセンター助成事業は、コミュニティセンターや自治会集会所などコミュニティ活動に必要な設備の整備事業です。コミュニティセンターの建築主体工事、電気・機械設備工事、一般管理費、現場経費などに宝くじ助成金を利用できます。 |
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地域づくり助成事業 | 地域づくり助成事業は、共生の地域づくり助成事業と活力ある地域づくり助成事業の2種類に分かれます。 共生の地域づくり助成事業は子どもや女性、高齢者、障がい者などすべての住民にやさしいまちづくりを進めるための事業で、バリアフリー対応車の整備、バリアフリー化工事、ユニバーサルデザインを考慮した備品の整備などで助成金が利用できます。 活力ある地域づくり助成事業は地域の活性化のための事業で、商店街の設備整備や地域資源の活用などに助成金が利用できます。 |
地域防災組織育成助成事業 | 地域防災組織育成助成事業は、その対象によっていくつかに分かれます。 例えば、自主防災組織育成助成事業は一定地域の住民が自主的に結成した防災組織またはその組織が行う防災活動に必要な設備などの整備に関する事業です。バケツなどの初期消火用資機材やAEDなどの救出救助用資機材、ラジオや無線機といった避難誘導用資機材などに助成金が利用できます。 消防団育成助成事業は、当該地域の消防団の設備拡充や地域住民の協力を得るためなどに必要な設備の整備などに関する事業です。ホースや制服、活動服、投光器などに助成金が利用できます。 |
この他、地域の芸術環境づくり助成事業や青少年健全育成助成事業などがあります。
宝くじ助成金を活用するにはさまざまな審査をクリアする必要がありますが、利用できれば大きなサポートを受けることができます。やぐらの購入や新調を検討しているのであれば、宝くじ助成金が利用できるか確認し、助成金申請に向けて事前に準備をしておくことが重要です。